Automated odor-blending with one-pot Bayesian optimization
NIMS著者
論文紹介
既存のニオイを混ぜ合わせ新しいニオイを作り出すことは、これまで、人間の感覚に基づいて手作業で行われてきた。これをロボットが自動的に行えるようにするため、自律駆動型ニオイ合成装置を開発した。本装置では、まず嗅覚センサMSS (Membrane-type Surface-stress Sensor)により対象とするニオイを測定する。そして、この測定結果に近づけるように、混ぜ合わせる液体試料の濃度をベイズ最適化が決め、シリンジポンプを自動制御することで実際にニオイを合成する。特に一つの容器に液体試料を継ぎ足すシステムを採用し、適したアルゴリズムを開発することで、対象とするニオイを再現するだけでなく、液体試料の消費量を削減することに成功している。
Materials Data Repository (MDR)上の本文・データセット
作成時刻: 2024-06-10 03:12:03 +0900更新時刻: 2024-10-14 04:30:24 +0900