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高分子・バイオ材料研究センター
タイトル
分子性イオンを利用した有機-無機複合材料の機能開拓
キーワード
有機-無機複合材料,分子性イオン,キャリアドープ,光電物性
概要
ハライドペロブスカイトなどの有機-無機複合物質は優れた光電材料として注目されている。これらの物質の光電的特性は主に金属イオンやハロゲンイオン等の無機イオンによって実現されている一方で、化学的安定性やキャリア注入手法などの面で未解決課題がある。そこで、本研究ではイオン性の有機分子を用いて有機-無機複合材料の物性を制御することを目的とする。物性に対して活性な分子軌道を複合材料に導入する手法を開発し、物性設計の新たな機軸とすることを目指す。分子軌道を積極的に活用し、化学的安定性やキャリア注入手法などの面で無機イオンの軌道のみでは得られない材料特性を開拓する。
新規性・独創性
● 有機-無機複合物質中に物性活性な分子軌道を導入
● 水などに対する化学的安定性が向上
● 分子の酸化・還元を介した電子注入が可能
● 分子構造の多様性を活用した材料開発の可能性
内容
まとめ
● 複合物質中に物性活性な分子軌道を導入することで、分子軌道を用いた物性制御が可能になった
● 分子軌道に分散性を与える手法の開発が今後の課題
● 金属イオンと強く相互作用できる分子性アニオンを用いた物性開拓も検討していく
この機能は所内限定です。
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