HOME > Profile > OHMURA, Takahito
- Address
- 305-0047 1-2-1 Sengen Tsukuba Ibaraki JAPAN [Access]
Accepting Students
External affiliations
- 九州大学 連携教授
- 北海道大学 客員教授
Research
- Keywords
ナノインデンテーション、構造材料、強度物性
PublicationsNIMS affiliated publications since 2004.
Research papers
- Silvia Pomes, Nozomu Adachi, Masato Wakeda, Takahito Ohmura. Temperature Dependence of Nanoindentation-Induced Deformation Dynamics in Zr-Based Bulk Metallic Glass. MATERIALS TRANSACTIONS. 65 [5] (2024) MT-MBW2023002 10.2320/matertrans.mt-mbw2023002
- Takahito Ohmura. Recent Advances in Indentation Techniques and Their Application to Mechanical Characterization. MATERIALS TRANSACTIONS. 62 [4] (2021) 563-569 10.2320/matertrans.mt-m2020371
- Viola Paul, Yanxu Wang, Kei Ameyama, Mie Ota-Kawabata, Takahito Ohmura. Nanomechanical Analysis of SUS304L Stainless Steel with Bimodal Distribution in Grain Size. MATERIALS TRANSACTIONS. 63 [4] (2022) MT-M2021187 10.2320/matertrans.mt-m2021187
Books
- OHMURA, Takahito. Plastic Deformation in Structural Materials. The Plaston Concept. Springer, 2022, 39.
- 大村 孝仁. 鉄鋼組織の硬さ測定―マルテンサイト組織の強化機構を解明. 超鉄鋼 強度2倍×寿命2倍の実力と可能性. , 2006, 158-173.
- 大村 孝仁, 津﨑 兼彰. TEM in-situナノインデンテーション法による圧入変形時の転位ー粒界相互作用の観察. 材料開発のための顕微鏡法と応用写真集. , 2006, 145-.
Proceedings
- 長田 俊郎, 三留 正則, 原 徹, 阿部 太一, 中尾航, 大村 孝仁. タービン翼用自己治癒セラミックスの開発. 第46回日本ガスタービン学会定期講演会 講演論文集. (2018) 2-5
- Katsuya NAKANO, Kunio HAYASHI, Kengo TAKEDA, II, Seiichiro, OHMURA, Takahito. Effect of Grain Boundary on the Plastic Deformation in Fe-C alloys. Proceedings of The 5th International Symposium on Steel Science . (2018) 219-222
- Shiori Suzuki, Nobuaki Sekido, Takahito Ohmura, Seiji Miura. Evaluation of fracture toughness of alpha-Nb5Si3 by micro-sized cantilever beam testing. MRS Symposium Proceedings. (2015) yy05-08-1-yy05-08-6 10.1557/opl.2015.147
Presentations
- HIRAI, Yuichi, OHMURA, Takahito, TAKEDA, Takashi, NAKANISHI, Takayuki. Mechanical Aspects of Lanthanide(III) Coordination Materials for Stimuli-Responsive Luminescence. 45th International Conference on Coordination Chemistry (ICCC 2024). 2024
- HIRAI, Yuichi, Anna Wrona-Piotrowicz, Janusz Zakrzewski, Magdalena Ciechanska, OHMURA, Takahito, TAKEDA, Takashi, NAKANISHI, Takayuki, Rémi Métivier, Clémence Allain. Mechanochromic Luminescence and Dynamic Recovery of Pyrene Derivatives. The 29th IUPAC Symposium on Photochemistry. 2024
- 譯田 真人, 大村 孝仁. 自由表面と粒界における転位生成の影響因子に関する原子論解析. 粉体粉末冶金協会2024年度春季大会(第133回講演大会). 2024
Misc
- 長田 俊郎, 阿部 太一, 原 徹, 三留 正則, 大村 孝仁. 界面構造解析・計算技術がもたらす自己治癒セラミックスの新展開. 金属. (2019) 46-53
- 長田 俊郎, 三留 正則, 原 徹, 阿部 太一, 中尾 航, 大村 孝仁. 高速で亀裂を治癒するファインセラミックス-治癒活性相3Dネットワークの設計-. FC Report. [1] (2019) 16-21
- 大村 孝仁. 「界面制御による構造材料・構造体の高信頼化」特集にあたって. 金属. 87 [1] (2017) 3-4
Published patent applications
Society memberships
日本金属学会, 日本鉄鋼協会, 日本物理学会, Minerals,Metals & Materials Society
Awards
- 日本金属学会 論文賞 (2015)
- 日本金属学会 功績賞 (2012)
- 日本鉄鋼協会 西山記念賞 (2011)
- 日本金属学会 論文賞 (2008)
Research Center for Structural Materials
微小力学解析によるハイスループット評価と強化機構解明
ナノインデンテーション,電子顕微鏡その場変形,弾塑性変形,転位,降伏応力
Overview
相・組織・組成などが微細・複雑に分布する材料に対してナノインデンテーションなどの微小力学解析を応用することにより、組織因子と力学挙動の関係を精緻に知ることができる。圧入変形の簡便性を活かし、多様な組成などに対する網羅的な測定をハイスループットで測定することが可能で、従来1年間を1日程度に短縮することができる。粒界、第2相、異相界面などの組織因子をスケールで分離することにより、各強化因子の寄与を定量的に評価することが可能である。これらの技術を活用して、材料設計の新たな指導原理提示と実証に貢献する。
Novelty and originality
● ミクロンスケール以下の領域における力学挙動の実験解析
● 電子顕微鏡その場変形による動的挙動の解析
● 空間分解能数ミクロン程度の高速力学マッピング
● 転位論などを基礎とする微小力学挙動モデリング
● マクロ特性発現機構のマルチスケールモデリング
Details
右図は,ナノインデンテーション技術の概要とハイスループット測定の例を示している。100 nm以下の押込深さで荷重―変位曲線が得られ,水平方向は1μm以下の非常の小さな領域を対象とすることができる。併設された走査プローブ顕微鏡を用いることにより,数10 nm程度の精度で測定位置を選択することが可能である。試料表面の広い範囲に対して自動多点測定を行うことにより,多様な組成や組織に対して網羅的な測定をハイスループットで行うことが可能である。ナノインデンテーションデータを基にした逆解析によって,各測定点に対応した応力ーひずみ関係を得ることも可能である。
Summary
微小力学解析技術は,従来の評価手法では難しかった微視スケールの力学挙動の実測,ハイスループット測定による網羅的評価,電子顕微鏡技術との連携による動的挙動解析などを可能にする。これにより,組成・組織に基づいた力学情報のデータベース構築,各組織因子による強化機構の解明が可能となり,新たな材料設計のための強力なツールとなる。