SAMURAI - NIMS Researchers Database

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Research

Keywords

機械材料・材料力学

Society memberships

日本鉄鋼協会, 日本機械学会, 日本金属学会

Research Center for Structural Materials
Title

高強度金属材料のギガサイクル疲労特性評価

Keywords

疲労,金属材料,ギガサイクル,超音波疲労試験,規格標準化

Overview

高強度の金属材料では疲労限が存在しない場合が多い。この場合、繰返し数が109回を超えるギガサイクル疲労試験が必要となるが、これは数ヶ月以上の長期間を要する難しい試験であった。そこで、繰返し速度が20 kHzの超音波疲労試験を活用することで、ギガサイクル疲労試験を1日で完了できる加速試験技術を確立した。それにより、膨大な量のギガサイクル疲労試験データを蓄積するとともに、力学モデル構築や定式化による特性評価技術の開発を行ってきた。また、超音波疲労試験技術の開発にも取り組み、多数の技術を生み出すと同時に規格標準化も進めている。さらには、これらの研究を通して、事故調査等に活用できる材料信頼性に関する様々な知識を獲得した。

Novelty and originality

高強度金属材料に関する膨大な量のギガサイクル疲労試験データ
力学モデル構築や定式化による特性評価技術
多種多様な超音波疲労試験技術
超音波疲労試験方法の規格標準化
事故調査等に活用できる材料信頼性に関する様々な知識

Details

image

高強度鋼、チタン合金、アルミニウム合金等について研究を行い、膨大な量のギガサイクル疲労試験データを保有している。また、これらのデータを分析することで、力学モデル構築や定式化といった特性評価技術の開発も行っている。例えば、高強度鋼の場合にはビーチマーク法により内部微小き裂の伝ぱ速度を測定することでメカニズムを特定し、実験データの傾向をよく再現できる力学モデルと予測式を提案した。超音波疲労試験については多種多様な技術を開発したが、特筆すべきは高温超音波疲労試験技術の開発である。この技術は近年再評価され、需要が高まっている。また、これまでの経験や知識を活用して規格標準化や事故調査に関する活動も行っている。

Summary

高強度金属材料のギガサイクル疲労試験技術を確立し、膨大な量のデータを蓄積するとともに、特性評価技術の開発を行っている。
超音波疲労試験について多種多様な技術を開発したが、特に高温超音波疲労試験の需要が近年高まっている。
超音波疲労試験方法の規格標準化や事故調査等の活動も行っている。

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