Prediction of giant anomalous Nernst effect in Sm(Co,Ni)5
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論文紹介
Sm-Coバルク合金は、大きな残留磁化と保磁力を持つ永久磁石として知られ、幅広く利用されている。最近、SmCo5において、磁場が存在しない広い温度範囲で大きな横方向の熱電変換が観測され、第一原理密度汎関数理論(DFT)計算においても、大きな熱電変換テンソル(αxy)が確認された。本研究では、SmCo5のCoサイトにNiを含むことで、αxyがさらに増大することをDFT計算によって見出した。特に、Sm(Co1xNix)5のαxyはNi比の増加とともに増加し、300Kにおいてx=0.08付近で最大値αxy 11.3 A K-1 m-1をとり、SmCo5のαxy 6.4 A K-1 m-1を約77%向上させることを明らかにした。
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作成時刻: 2024-05-30 03:38:35 +0900更新時刻: 2025-03-09 04:31:14 +0900