Oriented Micropore‐Forming Bioinks for 3D Bioprinting of Muscle Tissues
NIMS著者
論文紹介
3Dバイオプリンティングは、細胞配置の自動制御による立体臓器の高速構築を可能とする技術であり、再生医療や創薬モデルへの応用が期待されている。しかしながら、構築した組織の厚さが200 μm以上になると、酸素や栄養素の拡散が不十分となり、組織の内部で細胞死が起きる。そこで本研究では、プリンティング後に多孔化するバイオインク(多孔化バイオインク)を開発し、3D配向バイオプリンティングへ応用した。通常、バイオインクを用いてプリンティングした組織体は、マイクロサイズのポアがない構造である。我々は液-液相分離制御技術を用いて、メタクリロイル基を修飾した光架橋性ゼラチンとウレイドピリミジノン基を修飾したゼラチン(UPyゼラチン)、筋芽細胞、光開始剤を混合し、多孔化バイオインクを開発した。相分離したUPyゼラチンは、プリンティング後に培地中で溶出するポロジェンとして機能し、酸素と栄養素の拡散性を向上させた。また、多孔構造が1軸方向に配向した配向化ゲルに細胞を内包できるため、細胞が3次元的に配向化した筋組織が構築可能であった。本組織構築技術は、再生医療や創薬モデルへの応用が期待される。
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作成時刻: 2026-01-29 03:06:24 +0900 更新時刻: 2026-04-02 09:08:40 +0900



