Structure-dynamics relation in metallic glass revealed by 5-dimensional scanning transmission electron microscopy
NIMS著者
論文紹介
ガラス材料は日常で広く用いられているがその転移過程は十分に明らかになっていない。ガラス転移現象の解明の鍵として、原子運動が協同的かつ不均一になる動的不均一性が注目されてきた。一方で原子構造にも不均一が存在し、結晶に似た構造と規則性を持たない構造の混在が知られている。しかし、この動的と構造の不均一性間の関係は明らかになっていなかった。そこで本研究では、回折図形の時空間分布を計測可能な5次元走査型透過電子顕微鏡法を開発し、両不均一性間の相関を計測し、規則的な構造ほど運動が遅いことが明らかになった。
Materials Data Repository (MDR)上の本文・データセット
作成時刻: 2024-11-27 17:35:23 +0900更新時刻: 2025-01-29 04:30:17 +0900