研究内容
- Keywords
リビングラジカル重合、高分子界面、ナノファイバー、生体材料
出版物2004年以降のNIMS所属における研究成果や出版物を表示しています。
論文
- Punnida Nonsuwan, Nanami Nishijima, Keita Sakakibara, Tadashi Nakaji-Hirabayashi, Chiaki Yoshikawa. Concentrated polymer brush-modified cellulose nanofibers promote chondrogenic differentiation of human mesenchymal stem cells by controlling self-assembly. Journal of Materials Chemistry B. 10 [14] (2022) 2444-2453 10.1039/d1tb02307a
- Chiaki Yoshikawa, Ryoma Takagi, Tadashi Nakaji-Hirabayashi, Toshiro Ochi, Yasushi Kawamura, Helmut Thissen. Marine Antifouling Coatings Based on Durable Bottlebrush Polymers. ACS Applied Materials & Interfaces. 14 [28] (2022) 32497-32509 10.1021/acsami.2c06647
- Chiaki Yoshikawa, Shinya Hattori, Chih-Feng Huang, Hisatoshi Kobayashi, Masaru Tanaka. In vitro and in vivo blood compatibility of concentrated polymer brushes. Journal of Materials Chemistry B. 9 [29] (2021) 5794-5804 10.1039/d1tb00886b
書籍
- 吉川 千晶. 医用材料のための表面改質. 新訂三版 ラジカル重合ハンドブック. NTS, 2023, 20.
- 吉川 千晶, 小林 尚俊, 辻井敬亘. 医用材料のための表面改質. 新訂版 ラジカル重合ハンドブック. , 2010, 757-768.
- YOSHIKAWA, Chiaki, KOBAYASHI, Hisatoshi. Well-defined Concentrated Polymer Brushes of Hydrophilic Polymers: Suppression of Protein and Cell adhesions. Polymer Brushe: Substrates, Technologies and Properties. , 2012, 253-277.
会議録
- YOSHIKAWA, Chiaki. Non-biofouling Property of Concentrated Polymer Brushes Prepared by Surface-initiated Living Radical Polymerization. Proceedings of ICRIS’14. (2014) 226-227
- YOSHIKAWA, Chiaki, Atsuhi Goto, Kishida Akio, Yoshinobu Tsujii , Takeshi Fukuda. Protein Repellency of Concentrated Polymer Brushes Prepared by Surface-Initiated Living Radical Polymerization. Proceedings of the ICRIS’07. (2007) 123-125
- YOSHIKAWA, Chiaki, Atushi Goto, Kazuki Nakanishi, Norio Isizuka, Kishida Akio, Yosinobu Tsujii , Takeshi Fukuda . Size-Exclusion Effect and Protein Repellency of Concentrated Polymer Brushes Prepared by Surface-initiated Living Radical Polymerization. Macromolecular Symposia . (2007) 189-198
口頭発表
- 吉川 千晶. セルロースナノファイバーを用いた三次元培養場の開発. 2023年繊維学会年次大会. 2023 招待講演
- 吉川 千晶. AI駆動による人工ECM-細胞の自己組織化過程の理解と操作. CREST「バイオDX」キックオフシンポジウム「バイオDXの最前線」. 2021 招待講演
- 吉川 千晶. SRT表面の生体適合性と船底塗料への応用. 環境研究総合推進費1G-2201セミナー. 2023 招待講演
その他の文献
- 吉川 千晶, 榊原圭太, 辻井敬亘. 濃厚ブラシ系による生体適合性の付与. 月刊機能材料. 38 [5] (2018) 28-39
- 中西 淳, 荏原 充宏, 吉川 千晶. バイオマテリアル研究のためのメカノバイオロジーの基礎と今後の展開. バイオマテリアル. 34 [2] (2016) 106-111
- 吉川 千晶, 小林 尚俊. 濃厚ポリマーブラシのバイオ応用. ナノ空間材料の創製と応用. (2009) 193-204
所属学会
高分子学会, 繊維学会
高分子・バイオ材料研究センター
タイトル
精密重合法を用いた機能性高分子バイオ材料の創出
キーワード
精密重合法,表面・界面,機能性高分子,バイオインターフェース
概要
機能性高分子材料の世界市場は成長しつづけており、2030年には約14兆円に達すると予測されている。特に、生体適合性材料や再生医療用材料などのバイオ機能材料は最も高い成長率を示しており、医療分野における機能性高分子材料の需要は今後も拡大していくと考えられる。この点に鑑みて、精密重合法を駆使した高分子材料設計により、新しい構造・物性・機能をもつ高分子バイオ材料の創出に取り組んでいる。特に、濃厚ポリマーブラシと呼ばれる特殊な高伸張・高配向組織を用いた表面・界面制御による材料開発を行っている。
新規性・独創性
● 濃厚ポリマーブラシの構造・機能に基づく優れた生体適合性
● 構造制御によるボトルブラシポリマーの機能発現
● 塗るだけで材料表面に生体適合性が付与できるコーティング剤
● ナノ材料を活用した三次元培養法
● 多孔質材料を活用した分離材料・細胞培養基材の開発
内容
まとめ
精密重合法を駆使し、様々な機能性高分子・バイオ材料を開発している。例えば、濃厚ポリマーブラシはその特異な構造・物性を反映して優れた生体適合性を発現するが、その発現機構に基づいた材料設計を行い、塗るだけで濃厚ポリマーブラシを様々なデバイス表面に付与できるボトルブラシポリマーを開発した。このコーティング剤は医療デバイス、船舶塗料など様々な分野への展開が期待できる。
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