HOME > Profile > TASHIRO, Kentaro
- Address
- 305-0044 1-1 Namiki Tsukuba Ibaraki JAPAN [Access]
Research
- Keywords
自己組織化、金属錯体、異方性
PublicationsNIMS affiliated publications since 2004.
Published patent applications
- 自己組織化ペプチド (2014)
- 固定化光触媒およびその製造方法 (2019)
- 白金ナノ粒子とペプチド担体との複合体およびその製造方法 (2021)
Society memberships
高分子学会, 日本化学会
Research Center for Macromolecules and Biomaterials
Title
分子シークエンスに焦点を当てた物質科学の開拓
Keywords
分子シークエンス,生体関連物質,超分子集合体,ゲル,ポリマー
Overview
「多様なパーツを適切な順番に配置して全体を組み上げる」操作を分子レベルで人為的に行うプロセスは今日においても多大な労力を伴うため、該当する構造的特徴を有する物質群の科学は未開拓の部分が大きい。一方、自然界で広く見られる生体関連物質は制御された分子シークエンスを有する点で共通の構造的特徴を有しており、今後の物質創成指針として極めて示唆に富む。以上の背景を念頭に、分子シークエンスの制御に焦点を当てた物質科学の開拓に取り組む。現在は生体関連物質、超分子集合体、ゲル、ポリマーなどが対象となっている。
Novelty and originality
● 最近の研究を通じて以下のようにこれまでの常識を覆す現象を見出し、キラル科学の新しい分野を生み出しつつある。
● 「ラセミ体混合物からどちらか一方のエナンチオマーが濃縮されたゲルが自発的に得られる」という現象を発見。
● これまでの常識を覆す上記現象が、実は一定の普遍性を持つことを実証。
● 「自然界におけるキラル対称性の破れ」の謎を説明する新たなシナリオの提示。
● 結晶化による光学分割が不可能な大部分のキラル化合物のエナンチオマー入手法に発展する可能性。
Details
Summary
「実用化」に血道を上げるよりも基礎科学的に重要性の高い革新を追求する方が長い目で見ればより大きな波及効果をもたらすことに繋がるであろう。
この機能は所内限定です。
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