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- 305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1 [アクセス]
学生受け入れ中
研究内容
- Keywords
マテリアルズ・インフォマティクス,機械学習,AI
出版物2004年以降のNIMS所属における研究成果や出版物を表示しています。
論文
- Ryo Tamura, Toshio Osada, Kazumi Minagawa, Takuma Kohata, Masashi Hirosawa, Koji Tsuda, Kyoko Kawagishi. Machine learning-driven optimization in powder manufacturing of Ni-Co based superalloy. Materials & Design. 198 (2021) 109290 10.1016/j.matdes.2020.109290 Open Access
- Koki Kitai, Jiang Guo, Shenghong Ju, Shu Tanaka, Koji Tsuda, Junichiro Shiomi, Ryo Tamura. Designing metamaterials with quantum annealing and factorization machines. Physical Review Research. 2 [1] (2020) 013319 10.1103/physrevresearch.2.013319 Open Access
- Masato Sumita, Xiufeng Yang, Shinsuke Ishihara, Ryo Tamura, Koji Tsuda. Hunting for Organic Molecules with Artificial Intelligence: Molecules Optimized for Desired Excitation Energies. ACS Central Science. 4 [9] (2018) 1126-1133 10.1021/acscentsci.8b00213 Open Access
書籍
- Shu Tanaka, TAMURA, Ryo, Bikas K. Chakrabarti. QUANTUM SPIN GLASSES, ANNEALING AND COMPUTATION. , 2017, 3-379.
- Shu Tanaka, TAMURA, Ryo. Quantum annealing: from viewpoints of statistical physics, condensed matter physics, and computational physics. KINKI UNIVERSITY SERIES ON QUANTUM COMPUTING (Edited by Mikio Nakahara). , 2012, 3-59.
会議録
- R Arai, R Tamura, H Fukuda, J Li, A T Saito, S Kaji, H Nakagome, T Numazawa. Estimation of magnetocaloric properties by using Monte Carlo method for AMRR cycle. IOP Conf. Series: Materials Science and Engineering. (2015) 012118-1-012118-8 10.1088/1757-899x/101/1/012118
- RYO TAMURA, SHU TANAKA. A METHOD TO CHANGE PHASE TRANSITION NATURE– TOWARD ANNEALING METHODS –. Kinki University Series on Quantum Computing. (2014) 10.1142/9789814602372_0009
- SHU TANAKA, RYO TAMURA, HOSHO KATSURA. ENTANGLEMENT PROPERTIES OF A QUANTUM LATTICE-GAS MODEL ON SQUARE AND TRIANGULAR LADDERS. Physics, Mathematics, and All that Quantum Jazz. (2014) 10.1142/9789814602372_0005
口頭発表
- 田村 亮. ブラックボックス最適化手法FMQAの材料研究への応用. 電子情報通信学会 ソサイエティ大会. 2026
- 田村 亮. NIMOによる自律材料探索. DxMTシンポジウム2026 横断研究会. 2026
- 田村 亮. NIMO:実験を止めないAI材料探索プラットフォーム. DxMTシンポジウム2026:AI for Scienceによるマテリアル開発の革新. 2026
その他の文献
- 柴 弘太, 田村 亮. ニオイのデータ駆動型解析 – MSS、機能性ナノ粒子、機械学習による定量予測 –. におい・かおり環境学会誌. [5] (2018) 305-314
- 田村 亮. 量子アニーリングを用いたマテリアルズ・ インフォマティクス手法と実用化への課題. 研究開発リーダー. (2020) 8-11
- 柴 弘太, 田村 亮. データ駆動型定量嗅覚センシング:ニオイの計測とその応用. COSMETIC STAGE. 17 [6] (2023) 52-58 Open Access
所属学会
日本物理学会, 応用物理学会
マテリアル基盤研究センター
材料探索アルゴリズムと自律実験システムの開発
マテリアルズ・インフォマティクス手法,材料探索用人工知能,ブラックボックス最適化,自動・自律実験
概要
物質・材料科学では多くのデータが日々生み出されており,これをデータ駆動型手法で解析することで,所望の特性を有する材料の提案や材料設計指針の構築が可能になります.ただし,既存手法をそのまま適用するだけでは十分ではなく,研究ニーズに応じた適切なアルゴリズムを考案・適用することが,新材料探索・開発の加速には不可欠です.こうした考えのもと,材料探索用人工知能(AI)として利用できるブラックボックス最適化手法をはじめ,材料研究に特化したデータ駆動型アルゴリズムを数多く開発し,OSSとして公開してきました.また,自律材料探索を実施するためのNIMO(https://www.nims.go.jp/nimo/)を開発し,様々なAIアルゴリズムを利用可能な形で提供しています.さらに,NIMOをロボット実験装置と接続することで,人の介入を必要としない自動・自律実験システムの構築にも力を入れています.
新規性・独創性
● 自律材料探索用ソフトウェアNIMOの開発
● ベイズ最適化PythonパッケージPHYSBOの開発
● 相図・状態図作成効率化手法PDCの開発とWebアプリケーションAIPHADの公開
● 量子アニーリング・イジングマシンを利用した材料探索手法の開発
● LLMを活用した材料探索・実験計画手法(LLMEP,aLLoyM等)の開発
内容

自律材料探索では,少ないデータ数からスタートし,機械学習やAI技術による特性予測と,予測に基づく実験を交互に繰り返すことで,徐々にデータを増やしながら材料特性の最適化を行います.この研究手法をブラックボックス最適化と呼びます.これは材料探索を行う際に,次に実験すべき材料を提案するための材料探索用人工知能(AI)として利用できます.ブラックボックス最適化手法のうち,材料分野で最も利用されているベイズ最適化を,簡単に実行できるPythonパッケージPHYSBOを開発し,OSSとして公開しています.また,材料候補が膨大な場合,ベイズ最適化では長時間計算が必要となってしまう問題がありました.これを解決するために,量子アニーリング・イジングマシンを利用したブラックボックス最適化手法FMQAも開発してきました.さらに,材料研究では,材料特性の向上だけでなく詳細な相図・状態図を描きたいという研究ニーズがあります.このニーズに対応するために,相図・状態図作成用のブラックボックス最適化手法PDC(Phase Diagram Construction)を開発し,これを簡単に実行できるWebアプリケーションAIPHADも公開しています.これらの材料探索用AIとロボット実験をつなげることで,人の介入を必要としない自律自動材料探索が実現できます.そこで,そのようなシステムを実現するためのミドルウェアとして,NIMO(https://www.nims.go.jp/nimo/)を開発し,公開しています.NIMOでは,ロボット実験,材料探索用AIをそれぞれモジュールとして扱うことで,様々な組み合わせで自律自動材料探索を実施できます.現在,NIMSだけでなく,国内外の研究機関でもNIMOが活用されており,世界中の自律実験システムを繋ぐ基盤技術として展開が進んでいます.
まとめ
これまで,開発してきたデータ駆動型手法を用いて,合金材料,磁性材料,有機分子材料,ポリマー材料,メタマテリアル,Liイオン電池材料,太陽電池材料,電解質材料など,幅広い材料を対象とした応用研究を展開してきました.さらに,嗅覚センサーの開発やリートベルト解析の自動化など,材料探索にとどまらない応用にも取り組んでいます.また,NIMOを中核とした自律自動材料探索システムの構築にも力を入れており,国内外の研究機関と連携しながら,人の介入を必要としない材料開発基盤の実現を目指しています.これらの取り組みはいずれも,AI for Materials Science,すなわちAIを材料科学の研究プロセスそのものに組み込むという考え方に基づいており,データ駆動型手法の開発とその実装を通じて,今後も革新的な材料開発に貢献していきたいと考えています.


