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研究内容
出版物2004年以降のNIMS所属における研究成果や出版物を表示しています。
論文
- 佐々木 泰祐, 大久保 忠勝, 宝野 和博. ネオジム焼結磁石の微細組織 - 粒界相および界面組織. 日本金属学会誌. 81 [1] (2017) 2-10 10.2320/jinstmet.ja201606 Open Access
- Yasuhito Kawahara, Shunya Kobatake, Kenji Kaneko, Taisuke Sasaki, Tadakatsu Ohkubo, Chikako Takushima, Jun-ichi Hamada. Combined effect of interstitial-substitutional elements on dislocation dynamics in nitrogen-added austenitic stainless steels. Scientific Reports. 14 [1] (2024) 4360 10.1038/s41598-024-54852-w Open Access
- N. Banjo, T.T. Sasaki, K. Hono. Uniform formation of Ti-based conversion coatings on aluminum alloy surfaces by alkaline-acid etch treatment to improve organic coating properties. Applied Surface Science. 661 (2024) 160005 10.1016/j.apsusc.2024.160005
書籍
- 佐々木 泰祐. Nd-Fe-B磁石のマルチスケール組織解析. 株式会社エヌティーエス, 2019
- SASAKI, Taisuke, HONO, Kazuhiro. Design and Development of Novel Wrought Magnesium Alloys. The Plaston Concept. Springer, Singapore, 2022, 20.
- 佐々木 泰祐. マグネシウム合金の析出強化技術. シーエムシー出版, 2020, 7.
会議録
- M. Z. Bian, T. T. Sasaki, B. C. Suh, T. Nakata, S. Kamado, K. Hono. Development of Heat-Treatable High-Strength Mg–Zn–Ca–Zr Sheet Alloy with Excellent Room Temperature Formability. Magnesium Technology 2018. (2018) 361-364 10.1007/978-3-319-72332-7_55
- B.-C. Suh, M.-Z. Bian, T. Nakata, T. T. Sasaki, S. Kamado, K. Hono. Alloy Design for the Development of Heat Treatable High Strength Mg Sheet Alloy with Excellent Room Temperature Formability. Magnesium Technology 2018. (2018) 373-377 10.1007/978-3-319-72332-7_58
- T. Nakata, C. Xu, T. T. Sasaki, Y. Matsumoto, K. Shimizu, K. Hono, S. Kamado. Development of high-strength high-speed-extrudable Mg-Al-Ca-Mn alloy. Magnesium Technology 2017. (2017) 17-21 10.1007/978-3-319-52392-7_6
口頭発表
- SASAKI, Taisuke. Strong and ductile heat-treatable Mg-Sn-Zn-Al wrought alloys. Mg2015. 2015 招待講演
- 佐々木 泰祐. ナノ組織制御による金属材料の高特性化とメカニズム解明. 日本鉄鋼協会 第187回春季講演大会. 2024 招待講演
- 山下葵平, 趙 研, 安田 弘行, 齊藤 拓馬, 佐々木 泰祐, 奥川 将行, 小泉 雄一郎, 中野 貴由. 金属3D積層造形製Ni基超合金の階層組織と力学特性. 日本金属学会2024年春期(第174回)講演大会. 2024
その他の文献
- 今野晋也, 芝山隆史, 長田 俊郎, 佐々木 泰祐, 長濱大輔, 奧野元貴. 高強度粉末鍛造ディスク材の製造プロセスの開発. 第51回日本ガスタービン学会定期講演会プロシーディングス. 51 (2023) C-4
- 佐々木 泰祐, 宝野 和博. 優れた室温成形性を示す高強度マグネシウム合金板材の開発. アルトピア. 48 [2] (2018) 14-20
- 佐々木 泰祐, 宝野 和博. 熱処理型展伸マグネシウム合金の開発. 金属. 87(通巻1167 [4] (2017) 280-288
所属学会
日本金属学会, 日本磁気学会, 軽金属学会, Minerals,Metals & Materials Society
磁性・スピントロニクス材料研究センター
タイトル
マルチスケール組織解析をもとにした金属材料の高特性化
キーワード
微細組織,3次元アトムプローブ(3DAP),電子顕微鏡,金属・無機材料
概要
磁気特性や力学特性などをはじめとする材料特性は、物質固有の物性のみならず、材料の作製過程で形成する微細組織に密接に関連する。特性に影響する組織はミクロ~原子レベルの広範なスケールにわたって存在するため、所望の特性を発現させるための微細組織の制御指針や材料創製の指針を提案するには、複数の組織解析手法を併用して微細組織を幅広いスケールで多面的に解析することが効果的である。そこで、永久磁石などの磁性材料をはじめとする様々な金属材料に電子顕微鏡(FIB-SEM、TEM)や3次元アトムプローブ(3DAP)などの最先端の組織解析技術を適用し、特性発現メカニズムの理解や高特性化の実証に向けた研究を進めている。
新規性・独創性
● FIB-SEM、TEM、3次元アトムプローブを相補的に用いたマルチスケール組織解析
● 3次元アトムプローブによる組織解析手法の高度化
● 水素などの軽元素分布のナノスケール3次元解析
● ラボスケールでの材料開発による高特性化の実証
内容
まとめ
電子顕微鏡(FIB-SEM、TEM)や3次元アトムプローブを駆使した微細組織の詳細な解析は様々な金属・無機材料に適用可能で、それにより獲得した知見は、応用上重要な特性向上の有用な手掛かりとすることができる。現在、微細組織解析にインフォマティクス的な手法を取り入れる試みを進めるなど、組織解析や材料開発指針提案の効率化の実現に取り組んでいる。
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