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- 305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1 [アクセス]
研究内容
- Keywords
構造・機能材料
出版物2004年以降のNIMS所属における研究成果や出版物を表示しています。
論文
- 黒田 大介, 小野 嘉則, 御手洗 容子, 香川 英史, 藤井 剛, 池田 博英. 1173KのN2ガス中での時効時間にともなう625合金の組織および機械的性質の変化. 熱処理/NETSU SHORI. 58 [4] (2018) 169-176
- 佐野 尊, 小林 拡, 松永久生, 前田尚志, 中村 潤, 渡邊義典, 荒島裕信, 秦野正治, 小野 嘉則. 水素ステーション設備用材料の鋼種拡大に関するこれまでの成果と今後の取組み. 高圧ガス. [12] (2018) 1235-1245
- Toshihiro Tsuchiyama, Kyoka Tsugumi, Tianze Ma, Takuro Masumura, Yoshinori Ono. Nitrogen‐Enhanced Temperature Dependence of Grain Refinement Strengthening in Austenitic Stainless Steel. steel research international. 94 [10] (2023) 10.1002/srin.202200428
書籍
- 戸田 佳明, 小野 嘉則. 2.3 低温における金属の粘り強さ. アグネ技術センター, 2021, 13.
- 小野 嘉則, 土山聡宏 , 高木節雄 . 液体窒素温度で粒界破壊した高Mnオーステナイト鋼の変形下部組織 . 材料開発のための顕微鏡法と応用写真集. , 2006, 139-139.
会議録
- 小林信一, OSADA, Toshio, ONO, Yoshinori, II, Seiichiro, KAWAGISHI, Kyoko, 伊達 正芳, 大野 丈博. Fatigue behavior of a Ni-Co base superalloy for turbine disc applications. Proceedings of the International Gas Turbine Congress 2019 Tokyo. (2019) 172-1-172-4
- 小野嘉則. 事故解析とその後の研究活動から得る経験:多面的に見る. 2015年度公益社団法人日本金属学会関東支部講習会テキスト. (2015) 2-1-2-5
- Takeru Sakurai, Osamu Umezawa, Yoshinori Ono. Strength and Fracture Toughness of Type 304 and 316 Austenitic Stainless Steels at 4.2 K. IOP Conference Series: Materials Science and Engineering. 1302 [1] (2024) 012002 10.1088/1757-899x/1302/1/012002
口頭発表
- ONO, Yoshinori. High-cycle fatigue properties of Alloy718 base metal and electron beam welded joint. The joint Int. Cryo. Eng. Conf. and the Int. Cryo. Mat. Conf.. 2014 招待講演
- ONO, Yoshinori. Effect of microstructure on high-cycle fatigue properties of Alloy718 plates. 2015 International Cryogenic Materials Conference. 2015
- 小野 嘉則, 和田 健太郎, 早川 正夫, 日比 政昭, 清水 禎, 片山 英樹. 液化水素関連機器の研究開発を支える材料評価基盤の整備. NEDO水素燃料電池成果報告会2024. 2024 招待講演
その他の文献
- 小野 嘉則, 小松 誠幸, 川島 秀人, 船越 裕亮. 宇宙関連材料強度データシート. kinzoku, materials science & technology. (2021) 306-314
- 戸田佳明, 小野嘉則. 金属の低温での粘り強さ. 金属. [1] (2019) 77-84
- 小野 嘉則. 事故解析とその後の研究活動から得る経験:多面的に見る. 2015年度公益社団法人 日本金属学会 関東支部講習会 材料分析・評価技術活用へ の理解:本質に迫るツボ〜汎用から最先端まで〜. (2015) 2-1-2-5
所属学会
日本鉄鋼協会, 低温工学・超電導学会, 日本金属学会
構造材料研究センター
タイトル
極限環境における金属材料の力学特性評価と変形・破壊
キーワード
極低温,水素,金属材料,力学特性,変形,破壊,中空試験片, 試験設備, データシート
概要
① 液化水素サプライチェーン構築、②核融合原型炉研究開発、③液体ロケットエンジン開発 に係わる金属材料について、極低温ならびに高圧水素ガス環境といった極限環境での力学特性を評価するとともに、変形・破壊に関する研究を遂行している。
新規性・独創性
● 極低温、高圧水素ガス、極低温かつ高圧水素ガス環境における力学特性評価
● 中空試験片を用いた高圧水素ガス環境における引張試験法と疲労試験法の確立と規格化
● 液化水素関連機器の研究開発を支える材料特性評価試験設備の整備
● 極限環境材料データシート, 宇宙関連材料強度データシート
内容
① 極低温試験設備群
液体ヘリウム温度(4 K)と極低温ヘリウムガス雰囲気(例えば20K)で引張試験、破壊靭性試験、疲労試験が可能。液体ヘリウムの再凝縮装置を有しているため、液体ヘリウムの補給無しで、長時間の疲労試験も可能。本試験機群は、核融合原型炉用の極低温用構造材料
に関する研究、液体ロケットエンジン材料に関する研究にも貢献している。
まとめ
上記試験設備を用いた研究に加え、水素供給コスト低減のための技術確立に資するため、液化水素下での材料信頼性評価に新たに取り組んでいる。液化水素関連設備で使用される材料が曝される環境を具備し、材料特性評価を可能とする試験設備の設計・開発を行っている。また、当該材料に関する規格化・規制見直し・新材料開発を加速するために、研究に裏打ちされた材料データベース基盤を構築する。
この機能は所内限定です。
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