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外部併任先

  • 東京理科大学連携大学院教授

研究内容

Keywords

固体電解質,混合伝導体,固体電気化学,インピーダンス解析

酸化物イオン伝導体や酸化物プロトン伝導体等の固体電解質について,高度な製造プロセスを適用することにより,高性能な新規固体電解質セラミックスの開発を行っています.また実験結果と固体電気化学理論,古典不可逆熱力学,インピーダンス理論を組み合わせ,イオン,電子の輸送現象について解明を進めています.解明を進めるために統合型電気化学インピーダンス解析ソフトウェアを開発し,非理想的なスペクトルから固体電気化学デバイス内部で生じている物理現象の理論解析にも取り組んでいます.

researchPicture

開発している統合電気化学インピーダンス解析ソフトZmeam v.1 (Igor Proマクロプログラム)の外観

所属学会

電気化学会, 粉体粉末冶金協会, 応用物理学会, American Ceramic Society, Electrochemical Society

受賞履歴

  • 田川記念固体化学奨励賞(2004年),The Richard and Patricia SPriggs Phase Equilibria Award (2013) ()
  • 2014 JCerSJ 優秀総説賞 (2014)
  • The Richard and Patricia Spriggs Phase Equilibria Award (Am. Ceram. Soc) (2013)
電子・光機能材料研究センター
タイトル

高機能電気化学インピーダンス解析プログラム開発

キーワード

電気化学インピーダンス,解析プログラム,固体電気化学

概要

電気化学インピーダンスについて多様な解析を一つのプログラムで可能にする高機能なプログラムを開発しています.独自の簡易人工知能自動解析,拡張緩和時間分布解析などオリジナルな解析機能を実装しています.本プログラムは有償ライセンスで公開しています.

新規性・独創性

GUI活用による動的モデリングが可能
簡易人工知能による自動解析機能の実装
蓄電池やキャパシターなどのスペクトルにも適用可能な独自の拡張緩和時間分布法の実装
その他,多数のオリジナル機能を実装
新規機能の開発進行中

内容

image

左図は開発した電気化学インピーダンス解析プログラムの概観図.従来の等価回路解析に加え,複数の緩和時間分布解析結果の比較などを示す.非理想的な形状のインピーダンス・スペクトルも直感的かつ容易に解析できます.

まとめ

解析が難しい実測インピーダンス・スペクトルについて複数の手法により容易に解析できるプログラム開発.本プログラムは有償ライセンスで公開中.現在は有償の汎用解析プログラムIgor Pro© (WaveMetrics社製)マクロプログラムで開発.新規解析法は現在も開発継続中.今後の課題はスタンドアロンアプリ化.

この機能は所内限定です。
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