- ITO.Kaita@nims.go.jp
- Address
- 305-0044 茨城県つくば市並木1-1 [アクセス]
研究内容
- Keywords
非破壊評価, Acoustic Emission 法
出版物2004年以降のNIMS所属における研究成果や出版物を表示しています。
論文
- Kaige Wu, Nobu Yatagai, Kaita Ito, Takayuki Shiraiwa, Manabu Enoki. Direct evidence of hydrogen bubble evolution as an acoustic emission source in metal corrosion. Corrosion Science. 240 (2024) 112429 10.1016/j.corsci.2024.112429
- Kaige Wu, Kaita Ito, Manabu Enoki. A Comparative Investigation of Corrosion Behavior and the Concurrent Acoustic Emission of AZ31 Mg Alloy under NaCl and Na2SO4 Solution Droplets. MATERIALS TRANSACTIONS. 65 [5] (2024) MT-M2023190 10.2320/matertrans.mt-m2023190 Open Access
- 源 聡, 門平 卓也, 伊藤 海太, 渡邊 誠. SIP-MIプロジェクトにおける統合システムの開発. まてりあ. 58 [9] (2019) 511-514 10.2320/materia.58.511
会議録
- 髙橋 一輝, 白岩 隆行, 榎 学, ITO, Kaita, 行武 栄太郎. AE measurement during friction stir welding of flame-resistant magnesium alloy with simulated inclusions. Journal of acoustic emission. (2019) S103-S106
- 髙橋 一輝, 白岩 隆行, 榎 学, ITO, Kaita, 行武 栄太郎. Wireless AE measurement during friction stir welding of flame-resistant magnesium alloy. PROGRESS IN ACOUSTIC EMISSION. (2018) 199-204
- ITO, Kaita, 髙橋 一輝, 榎 学. Noise Tolerant and Wireless AE Measurement System for Process Monitoring. Journal of Acoustic Emission. (2019) S23-S26
口頭発表
- 榎 学, 白岩 隆行, 小梶 莉菜子, 伊藤 学, 伊藤 海太, 渡邊 誠, 草野 正大. 金属積層造形のプロセスモニタリングへのAEの活用. 2024年度非破壊検査総合シンポジウム. 2024 招待講演
- 伊藤 海太, 松尾 卓摩, 水谷 義弘. AE およびガイド波による燃料電池自動車用水素タンク水圧サイクル試験のモニタリング. 2024年度非破壊検査総合シンポジウム. 2024 招待講演
- 伊藤 学, 白岩 隆行, 榎 学, 伊藤 海太, 草野 正大, 渡邊 誠. Ni 基合金のレーザ照射中の損傷におけるAE 波形の機械学習による解析. 日本材料強度学会2024年度総会および学術講演会. 2024
その他の文献
- WATANABE, Makoto, MINAMOTO, Satoshi, KADOHIRA, Takuya, ITO, Kaita, DEMURA, Masahiko. Development of Materials Integration System for Structural Materials. Proceedings of 8th Tsukuba International Coatings Symposium. (2018) 22-23
- 伊藤 海太, 行武 栄太郎, 榎 学. アコースティック・エミッション法による難燃性マグネシウム合金摩擦攪拌接合中の微小欠陥検出. 金属. 92 [6] (2022) 562-568 Open Access
- 源 聡, 伊藤 海太, 末松 知恵, 佐藤 一平, 柴崎 さおり, 大丸 光葉, 野口 宰良, 間中 祐介. 統合型材料開発システムによるマテリアル革命~先端的構造材料・プロセスに対応した逆問題MI基盤の構築~A4 MI統合システム 2019年度成果報告書. 統合型材料開発システムによるマテリアル革命~先端的構造材料・プロセスに対応した逆問題MI基盤の構築~A4 MI統合システム 2019年度成果報告書. (2020) 1-261
所属学会
日本非破壊検査協会, 日本金属学会, 日本鉄鋼協会, 日本マグネシウム協会, 軽金属学会, 日本溶射学会
マテリアル基盤研究センター
AE法による材料製造加工のインプロセスモニタリング
アコースティック・エミッション法,Acoustic Emission,非破壊評価,非破壊検査,インプロセスモニタリング,IoT
概要
製造加工プロセスに関わる研究開発や品質管理の現場では「いつ・どこ」で不良が発生したかの把握が重要だが、加工後の試料観察やX線検査は工数が嵩み、一方で加工中のリアルタイム情報は非常に限定されている。本研究は、ノイズに弱いためプロセスモニタリングに適さないとされてきたアコースティック・エミッション(AE)法による微小な不良の検出を、独自開発の計測システムで実用化した。このシステムは現場志向を徹底しており、バッテリ駆動の小型無線IoTボードでも簡便に試せるため、導入のハードルも低く抑えている。積層造形・接合・溶射をはじめ豊富な実績があり、また特定材料に依存せず金属・CFRP・セラミックスなど広汎に利用できることも特徴である。
新規性・独創性
● 独自開発のAE計測装置で材料の製造加工プロセス(高ノイズ環境)にも対応できる
● バッテリ駆動・ワイヤレス・軽量小型で、容易に現場で試用できる
● 連続波形を保持しているため、再計測無しに再解析できる
● 微小欠陥が「いつ・どこ」に起きたか、リアルタイムに判明する
→ 数値シミュレーションや AI による予測の検証、プロセス制御にも使える
内容
まとめ
固体材料の製造加工で「高速変形」(き裂の発生や進展、摩擦、体積変化のある相変態など)をともなう異常であれば、AEとして検知できる可能性があり、簡便かつリアルタイムの異常検出が期待できる。導入のハードルが低いので、まず試してみて有効性を確認してから本格導入を検討できる。