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研究内容

Keywords

スマートポリマー、生体材料、医療デバイス、ナノファイバー

所属学会

高分子学会, 日本DDS学会, 日本バイオマテリアル学会

高分子・バイオ材料研究センター
タイトル

スマートポリマーを用いた医療材料の創製

キーワード

スマートポリマー,刺激応答性ポリマー,バイオマテリアル,癌治療,早期診断,途上国医療,SDGs

概要

外部の刺激に応答性性質を変化させるスマートポリマーを用いて、癌治療用ナノファイバーメッシュ、携帯型血液透析代替フィルター、抗炎症ポリマー、形状記憶ポリマー、早期診断など、新たな医療用デバイス・材料の開発を行っている。特に、インフラが整備されていない途上国や被災地でも利用可能な医療用デバイスの開発を目指している。

新規性・独創性

外部からの刺激によって性質をON-OFF変化可能なため、体外からのリモートコントロールによる治療や診断など、今までにない画期的な医療応用が期待できる。

内容

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①感染症の早期診断:
途上国でも利用可能な簡易型の診断キットの開発を行っている。すでに中東やアフリカ諸国の貧困地域においてC型肝炎やHIVの診断へ展開している。

②癌治療用ナノファイバーメッシュ:
抗がん剤や様々な薬剤を内包した局所移植型のナノファイバーメッシュの開発を行っている。その一部はすでにヒトでの探索的治験に進んでいる。

③携帯型血液透析代替フィルター:
途上国や被災地でも利用可能な携帯型血液透析代替デバイスの開発を行っている。血中過剰水の他、様々な尿毒素の除去に成功している。

④その他:
上記以外にも、抗炎症ポリマー、形状記憶ポリマーなど、新たな医療用ポリマーの開発を行っている。

まとめ

安全で安価な高分子材料を用いることで、SDGsの目標3にもなっているグローバルヘルスの実現に向けた様々な医療技術の発展に貢献できる。

この機能は所内限定です。
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