Histochemical analysis of osteoclast and osteoblast distributions on hydroxyapatite/collagen bone-like nanocomposite embedded in rat tibiae
NIMS著者
論文紹介
水酸アパタイト/コラーゲン骨類似ナノ複合体(HAp/Col)線維の配向を制御した面を作製することで、骨芽細胞や破骨細胞をそれぞれリクルートし、HAp/Col上の骨形成や、HAp/Colの優先的吸収を制御できる可能性が明らかになりました。従来、溶けやすいHApのm面はそれ単体ではc面に比べて骨芽細胞や破骨細胞の機能がどちらも高まるという報告がありましたが、コラーゲンと骨類似のナノ構造を形成した上で、かつ骨内(生体内)での反応を見てみると、HApのm面とコラーゲンの線維が現れている面でのみ骨芽細胞の誘導と骨形成が誘起され、HApのc面とコラーゲン線維の端面が優位に現れている面では破骨細胞の誘導と、HAp/Colの吸収が起こることが明らかになりました。
Materials Data Repository (MDR)上の本文・データセット
作成時刻: 2025-02-23 03:09:41 +0900 更新時刻: 2025-04-25 04:33:35 +0900