Metallic Ca Aggregates Formed Along Ion Tracks and Optical Anisotropy in CaF2 Crystals Irradiated with Swift Heavy Ions
NIMS著者
論文紹介
蛍石(CaF2)は粒子線照射によりF中心(陰イオン空孔)が導入され、更なる照射によりF中心が凝集しフッ素原子の欠乏領域、つまりCa原子の凝集領域(Caナノ粒子)が形成される。高速重イオンと呼ばれる数十MeV以上の極めて高エネルギーなイオンではCaナノ粒子形成は速やかに行われ、さらに高エネルギー故のイオンの直進性を反映したCaナノ粒子の非等方的光吸収が誘起される。吸収スペクトルの解析から、今回観測された現象は既に知られている高速重イオンによるナノ粒子の楕円変形現象とは異なることが判明した。
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作成時刻: 2024-11-13 03:14:36 +0900 更新時刻: 2025-04-25 04:30:34 +0900