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NIMS Awardシンポジウム2026

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研究内容

Keywords

新物質開発、磁性材料、量子磁性、超伝導、熱物性

私たちは、新奇な電子相、磁性や電気物性を示す量子材料の開拓と、そこに潜む革新的な機能の創出に取り組んでいます。特に、量子材料が示す電子エントロピー・熱物性に注目し、それを活用した機能開拓を進めています。また、非従来型超伝導や量子スピン液体など、エキゾチックな電子物性を示す物質の探索も行っています。

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出版物2004年以降のNIMS所属における研究成果や出版物を表示しています。

口頭発表

    所属学会

    日本物理学会、アメリカ物理学会

    ナノアーキテクトニクス材料研究センター
    タイトル

    量子材料の新物質開拓

    キーワード

    磁性体,超伝導,ハイエントロピー,熱物性,スピン軌道相互作用

    概要

    電子の持つ電荷やスピンの量子的な性質を利用した「量子材料」は、従来の材料にはない新しい物性や機能を生み出す可能性を秘めています。 私たちは、遷移金属化合物を中心に、電子間の相互作用やスピン軌道相互作用、特徴的な電子構造に着目した新物質の開発を進めています。これまでに、量子スピン液体の候補物質、新しい超伝導体、ハイエントロピー磁性材料などを開発し、新たな量子物性・機能の開拓に取り組んできました。

    新規性・独創性

    ・電子相関とスピン軌道相互作用を利用した新しい量子材料の探索 ・強いスピン軌道相互作用を持つ4d・5d遷移金属を用いた新規超伝導体の開発 ・多元素の組み合わせを利用したハイエントロピー磁性材料の開発と物性制御

    内容

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    1. 4d・5d遷移金属を用いた新規超伝導体の開発
    超伝導は、電気抵抗がゼロになる量子現象であり、強力な超伝導マグネットなどへの応用が進められています。私たちは、4d・5d遷移金属に特徴的な電子状態や強いスピン軌道相互作用に着目し、新しい超伝導体の開発を進めています。 これまでに、新規超伝導体SrPt3PやTa2PdS5を開発しました。SrPt3Pでは、重いPt原子の低エネルギー格子振動が関与する強結合超伝導が実現しています。一方、Ta2PdS5では、強いスピン軌道散乱によって磁場による超伝導の破壊が抑制され、パウリ極限を超える高い上部臨界磁場が現れることを明らかにしました。 これらの成果は、超伝導の発現機構の理解を深めるとともに、強磁場下でも超伝導を維持できる新材料の開発につながると期待されます。
    1. ハイエントロピー磁性材料の開発
    ハイエントロピー化合物は、結晶中の同じ原子位置を複数種類の元素が占める物質です。多くの元素が混在することによって、従来の少数元素からなる化合物にはない新しい物性や機能が生まれると期待されています。 これまで、ハイエントロピー材料では熱的・電気化学的特性や触媒機能などが盛んに研究されてきました。私たちは、そのなかでも磁気物性に着目し、複数の磁性元素がランダムに配置された強い乱れを持つ物質でも、長距離磁気秩序が形成されることを明らかにしました。 さらに、元素の種類や組み合わせを幅広く選択できるハイエントロピー材料の特徴を利用し、磁気相互作用や磁気物性の制御に取り組んでいます。これにより、従来の材料設計では実現が難しかった新しい磁気状態や機能の開拓を目指しています。

    まとめ

    私たちは、物理的な理解に基づく物質設計と新物質合成を通じて、未知の量子状態や機能を持つ材料の開拓を進めています。特に、磁性体や超伝導体を中心に、基礎物理の新たな発見と将来の機能性材料の創出を目指しています。
    この機能は所内限定です。
    この機能は所内限定です。

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