HOME > Profile > KAKISAWA, Hideki
- Address
- 305-0047 1-2-1 Sengen Tsukuba Ibaraki JAPAN [Access]
Research
- Keywords
複合材料・物性
PublicationsNIMS affiliated publications since 2004.
Published patent applications
- フレーク状粉末を用いて成形した固化成形体とその製造方法 (2007)
- ポリマ有機・無機又は金属積層体とその作製方法 (2009)
- 高温下で使用される部材を保護するためのコーティングとその製造方法 (2017)
Society memberships
日本セラミックス協会, 日本金属学会, 耐火物技術協会
Research Center for Structural Materials
Title
室温~1400℃の高温顕微観察・ひずみ測定技術
Keywords
高温観察,ひずみ測定,耐熱材料,高温反応,高温損傷
Overview
熱エネルギーの有効活用のためセラミックス基複合材料(CMC)など耐熱構造材料の重要性が増している。高温での変形・破壊挙動や化学的な劣化をその場観察し、さらに観察画像を解析しひずみ分布測定も行うことができれば、破壊・劣化機構の理解や材料設計に大きな貢献ができる。また、熱サイクル中の材料表面を連続的に観察できれば、様々な温度で生じる変化を1回の実験、1個の試料で調べることが可能になる。本研究では、高温で材料自身が発する輻射光を遮断し、輻射光より短い波長の照明を用いることにより、輻射光の影響を受けずに室温~1400℃まで連続して高温光学顕微観察を行える技術を開発した。また、デジタル画像相関法(DIC)を組合わせ高温ひずみ測定も可能にした。
Novelty and originality
● 室温~1400℃まで連続して輻射光の影響を受けずに光学顕微観察が可能。
● 輻射光によるコントラスト低下(白飛び)のない画像を安定して取得できるためDICが適用でき、ひずみ分布測定が可能。
● 高温機械試験機と組合せた熱機械的損傷のその場観察、高温反応のその場観察、熱膨張係数測定、濡れ角測定など様々な応用。
Details
Summary
1400℃で光学顕微レベルでDIC測定を行える技術は他に例がない。高温損傷のその場観察だけでなく、これまで困難であったコーティングの面内熱膨張係数の測定など、ユニークな成果を挙げている。既存の炉や高温機械試験機と容易に組合せ可能で、今後も多様な応用展開が考えられる。
この機能は所内限定です。
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