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研究内容
出版物2004年以降のNIMS所属における研究成果や出版物を表示しています。
論文
- 井口 亮, 内田 健一, Shunsuke Daimon, Eiji Saitoh. Concomitant Enhancement of Longitudinal Spin Seebeck Effect and the Thermal Conductivity in a Pt/YIG/Pt System at Low Temperature. Physical Review B. 95 [17] (2017) 174401 10.1103/physrevb.95.174401
- Ryo Iguchi, Koji Sato, Ken-ichi Uchida, Eiji Saitoh. Spin-current-induced magnetoresistance in trilayer structure with nonmagnetic metallic interlayer. Japanese Journal of Applied Physics. 56 [4] (2017) 040306 10.7567/jjap.56.040306 Open Access
- Daichi Hirobe, Masahiro Sato, Takayuki Kawamata, Yuki Shiomi, Ken-ichi Uchida, Ryo Iguchi, Yoji Koike, Sadamichi Maekawa, Eiji Saitoh. One-dimensional spinon spin currents. Nature Physics. 13 [1] (2016) 30-34 10.1038/nphys3895
口頭発表
- Jiachen Zhang, HIRAI, Takamasa, Pukun Tan, IGUCHI, Ryo, Fuhua Zhang, Xianzhe Chen, Cheng Song, Dazhi Hou, UCHIDA, Kenichi. Lock-in Thermography for Non-Destructive Phase Boundary Resolving in Metallic Materials . Spin caloritronics XIII. 2024
- HIRAI, Takamasa, IGUCHI, Ryo, 三浦 飛鳥, UTO, Koichiro, EBARA, Mitsuhiro, UCHIDA, Kenichi. Flexible Elastocaloric Kirigami Temperature Modulator. MRM2023/IUMRS-ICA2023. 2023
- IMAMURA, Takumi, OYANAGI, Koichi, HIRAI, Takamasa, IGUCHI, Ryo, 髙森健太, 小林悟, UCHIDA, Kenichi. Quantitative measurement of the thermal Hall effect based on magnetic-field-modulated lock-in thermography. 第84回応用物理学会秋季学術講演会. 2023
公開特許出願
所属学会
応用物理学会, 日本物理学会
磁性・スピントロニクス材料研究センター
タイトル
高速熱計測技術を用いた磁性体・誘電体の熱利用方法の開拓
キーワード
スピントロニクス,スピン流,熱電効果,熱計測
概要
熱制御や熱電変換など熱利用技術は、情報処理デバイスの高機能化・高密度化に伴って重要視されている。その一つの技術として、磁性体中のスピンと熱の相互作用を活用するスピンカロリトロニクスという分野に注目が集まっている。スピンのダイナミクスに着目することで、絶縁体中でも熱生成・情報伝播を制御できるため、従来にはない熱利用技術を構築できる可能性がある。これら新しい現象の熱特性を調べるためには、高速・高精度な熱応答計測が必要であり、サーモグラフィ法やサーモリフレクタンス法を活用した熱現象開拓・熱特性解析を行っている。さらに近年では誘電体中のダイナミクスにも着目し、新たな熱利用技術の開拓を試みている。
新規性・独創性
● 現象の熱特性の時間的・空間的特性の高分解能計測
● 磁性・誘電性を利用した新しい熱利用法の開拓
● デバイスの動作時熱解析や熱設計へ展開
内容
まとめ
非接触の熱計測法を活用し、磁性体・誘電体の自由度を用いる熱現象について、特性解析のための手法や測定手法を実証した。物質やデバイスの熱応答を知ることで、新しい現象が見出せたり、熱デバイス設計や性能評価が可能になる。今後さらに対象を広げて新たな熱利用原理の創出やデバイスの熱設計への貢献が期待される。
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