Reliability of the Young's modulus of crab exoskeleton materials estimated from nanoindentation tests
NIMS著者
論文紹介
巨大で獰猛なアミメノコギリガザミをモデル材料として,石灰化した生物材料のミクロおよびマクロな機械的特性を調査し、比較しました。内クチクラの湿潤および乾燥条件での応力-ひずみ (s-s) 曲線は、ひずみゲージを使用した引張試験を実施することで正確に調べられました。ミクロな特性は、乾燥条件でのナノインデンテーション試験 (NI) によって調べられました。s-s 曲線の直線部分の傾きから評価された全体的なヤング率 E は、湿潤または乾燥試料条件によって変化しませんでしたが、破壊に必要な応力とひずみは試験片の条件に依存しました。Eは、NI から得られた特性マッピングの結果と比較されました。外骨格の鉱化度の局所的な違いにより、マッピングは、ナノインデンテーション試験をクチクラの広範な領域で実行する必要があることを示しました。結果は、バイオミメティクスに基づく将来の材料開発に有用な情報を提供します。
Materials Data Repository (MDR)上の本文・データセット
作成時刻: 2024-10-02 03:14:16 +0900更新時刻: 2024-10-03 03:13:57 +0900