Atomic-Scale Observation of Moiré Potential in Twisted Hexagonal Boron Nitride Layers by Electron Microscopy
NIMS著者
論文紹介
モアレ超格子を有する回転積層した層状物質は、層間の回転角や相対配置による電子状態の制御が大きな注目を集めている。本研究では独自の化学的剥離技術を用いて原子レベルで清浄な歪みのない、回転積層した六方晶窒化ホウ素(hBN)層を作製し、収差補正TEM観察を行った。観察像を用いた逆フーリエ変換によりモアレポテンシャルを反映する再構成像が得られた。密度汎関数理論(DFT)計算を行った結果、各層の原子位置の重なりがポテンシャルの周期性と分布を決定する上で重要な役割を果たしていることが明らかになった。
Materials Data Repository (MDR)上の本文・データセット
作成時刻: 2025-05-10 03:06:48 +0900 更新時刻: 2025-05-11 03:06:34 +0900