SAMURAI - NIMS Researchers Database

NIMS一般公開2024

HOME > プロフィール > 名倉 和彦

研究内容

出版物2004年以降のNIMS所属における研究成果や出版物を表示しています。

所属学会

日本化学会, 有機合成化学協会

ナノアーキテクトニクス材料研究センター
タイトル

階層構造の制御された巨大共役分子性材料の創製と機能開拓

キーワード

有機合成,π共役,階層構造制御,刺激応答性材料

概要

π共役分子・高分子は,π電子の非局在化に起因した光・電子物性(吸収・発光特性,電気化学特性,導電性・半導体特性)と有機材料に特有な軽量性・柔軟性を示すことから,近年の発展の著しい有機エレクトロニクスやセンサー,アクチエータなどの基材として注目を集めている.いかに特異な物性・機能を示す新奇なπ共役分子・高分子を設計,合成するかが鍵となる.特に,結晶や薄膜などの凝集状態において標的とする機能を発現させるためには,分子構造から集積構造まで階層的に制御する分子設計指針や合成手法の確立が必要である.

新規性・独創性

従来手法では構築が困難な特異な高次構造・階層構造の構築
特殊高次構造に起因する光・電子物性の発現
刺激応答性や環境応答性などの動的機能を示す分子性材料

内容

image

精密有機合成手法と量子化学計算を組み合わせ,光学特性や導電性,刺激応答性を示す独自の分子性材料の開発を行ってきた.分子内相互作用を巧みに組み込んだ分子構造(一次構造)の設計や効率的な合成方法の開発に取り組んだ.配座(二次構造)を制御することで,発光効率などの光・電子物性の向上に成功した.また,機械的刺激や光,熱など応答して動的に変化する高次構造(三次構造)や集積構造(四次構造)の構築に成功した.この構造の変化に伴って光・電子物性も制御できるため,これらの分子性材料はセンサーやアクチュエータの基材としての応用が期待できる.

まとめ

局所的な配座制御により光・電子物性や刺激応答性を示すπ共役分子・高分子材料を開発してきた.今後は,光・電子物性のさらなる飛躍的向上を実現する分子設計指針の確立や,複数の階層にわたる精密な構造制御,分子スケールの構造変化とナノ・メゾスケールへの同期や増幅などに展開する.

この機能は所内限定です。
この機能は所内限定です。

▲ページトップへ移動